uCloudlinkとクラウドsimとは?
uCloudlinkは香港に本社を置くデータソリューションプロバイダーで、ナスダックに上場している企業です。
設立は2014年と比較的に若い企業で上場は2020年の6月に行ったばかりの企業です。
主な事業内容はクラウドsimと呼ばれる技術を活用したソリューションで現地のsimを必要とせずにデータローミングを行えるモバイルwifiなどを提供しています。
このクラウドsimの技術が近年注目されていています。特に観光業を中心に広がりを見せています。
クラウドsimとは、世界各国のsimデータをクラウド上に保存し、物理的にsimを入れ替えないでも、その地域に合わせたsimデータを供給するようなシステムになっています。
uCloudlinkは140カ国で使用が可能で世界最多級の規模でサービスを提供しています。
uCloudlinkの業績とチャートと各指標
業績はコロナショックににより観光需要の低下から大きく売上を減少させています。
上場の前には黒字化に成功していましたが、直近四半期は打撃が大きいようです。次の四半期でも同様になる事が予想されていますが、短期での見通しはかなり厳しいと感じます。
公式ホームページのIRより翻訳
2020年第2四半期の財務ハイライト
- 総収入は21.0百万ドルで、2019年第2四半期の35.9百万ドルから41.5%減少しました。
- 粗利益は550万ドルで、2019年第2四半期の1,520万ドルから63.8%減少しました。
- 営業損失は 4150万ドルでしたが、2019年第2四半期の営業利益は20万ドルでした。
- 純損失は4160万ドルでしたが、2019年第2四半期の純利益は30万ドルでした。
- 調整後純損失(非GAAP)は480万ドルでしたが、2019年第2四半期の調整後純利益は30万ドルでした。
- 調整後EBITDA(非GAAP)は、2019年第2四半期の120万ドルのプラスに対し、310万ドルのマイナスでした。
なかなかの厳しい状況だと感じます。
しかし、観光関連で依存していたことが露呈してしまっていますが、今後を10年単位で考えると観光業がこのままになるとも考えにくいと思います。
上場後に期待感から急騰していましたが、ユーザー数の減少などや四半期決算の悪化などを懸念して暴落しているとこが伺えますね。
直近は少しずつ上っている感じです。
一番気になるPSRは2.29倍とクラウド関連の銘柄では結構な低さだと言えますね。
ただし、前述しているように観光業やグローバルな移動の回復が望めない限りは数値は下を向いたままな気がします。
SalesQ/Qは35%と結構な伸びを見せています。
自己資本比率(yahooファイナンス)も62%と安定的ですね。
今後はどうなる?
今後を予想するにあたり、前提として確実に観光や人の国家間移動がもとに戻り環境が整うことと、ワクチンや治療法の確立はゆうまでもありません。
それらを前提に超長期的に考えると
上記の㈱ビジョンの決算説明資料からいくと、
国際的な潜在的な市場規模9兆円と結構な大きさですね。
また今後5G化の波が一気に拡大していくと手放せない存在になっていくとおもいます。
その中でもシェアの高い同社には魅力が大きいと感じますね。
売上規模でもまだ、2019年12月期で160億円くらいで、直近四半期では下げていますが、伸びしろはかなり残されています。
それを踏まえても今後が楽しみな企業であることに間違いはないと感じます。
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