【成長株】Adobeは今後まだ成長するのか？業績推移から予想！

こんにちは！あぎひいです！

今回は、IllustratorやPhotoshopなどでお世話になっているかたも多いとおもいます、Adobeが今後も成長するのか、と割安なのかまでを考えてみたいと思います！

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Adobeの事業領域

Adobeの事業領域は

・デジタルメディア（売上の約７０％）

・デジタルエクスペリエンス（売上の約２７％）

・パブリッシング（出版事業で売上の2.3％）

となっています。

デジタルメディアは2010年よりIllustratorやPhotoshopなどの２１種のツールをサブスクモデルで契約する形であるCreative Cloudをいち早く取り入れています。さらに、モバイルアプリにも最近は力を入れています。

またデジタルメディアのdocument cloudではPDFの編集や電子署名を扱っていますが、コロナ禍のリモートワークの追い風で売上を伸ばしています。

さらに、あまり聞き慣れないですが、マーケティングソリューションプラットフォームを扱うデジタルエクスペリエンス事業も売上を着実に伸ばしています。

Adobeの業績

2007年からの業績推移ですが、2015年から急加速しています。Creative Cloudサービスのサブスクモデルを無料体験からの契約数が増加し定着したことを背景に売上を一気に伸ばしてきました。

要因はそれだけではなく、機能はもちろんですが、同社のユーザー体験へのこだわりやブランディングが強さを更に加速させました。

直近では鈍化の傾向ですが、まだまだQoQでも売上、営業利益ともに２桁で成長し続けています。営業利益の成長においてはまだ高水準といえますね。

IllustratorなどのサブスクのCC成長は今後少し伸び悩みそうなかんじですかね。

Adobeの株価チャートと各指標

コロナ禍で３月に下落しその後は順調にあがってきていますが、９月ごろからもみ合いになっていますね。

出来高は９月に少しあがっていますので、決算発表前後に利益確定に動いた人と買いがいりまじったといったところですね。

時価総額は２３９Bとソフトウェアではマイクロソフトに次ぐ２位の座についています。

PERは６０倍と躊躇しそうな位置です。PSRは１９倍と微妙なラインです。ただ２０％成長前提ならそうでもないのかなといった所です。

PEGレシオ的にも割高なようですね。（１倍以下で割安）しかし成長後期企業のMicrosoftでも2.39倍、Oracleでも２倍弱、ですので、それに比べるとまだ余地ありな気もしますね。

ここで、特質すべきは粗利率の高さですね！８７％！中核のCreative Cloudの粗利率は９５％超えです！驚異的。

目標価格はFinbiz.com的には５５２ドルと割安判定ですね。

中期投資の方には嬉しい所ですね。

Adobeは今後まだ成長する？

今後、長期的な投資を考える上では、数年後にどうなっているか？ですので、Adobeの成長がキープor加速できるか？

そのために、市場規模の拡大やシェア、戦略が気になる所ですね。

Adobeの発表によると2021年にはデジタルメディア市場は約４兆円規模になると予想されています。

更にAdobeのCEOの発言でExperience cloudの市場は2022年までに840億ドルになる（約9兆円）と予想しています。

けっこう強気の発言にきこえますが、可能性は大きくあると思います。

今後のAdobeの戦略は、現在AIを事業へ組み込み最適化を図ることや、ユーザー体験を大きくするために、モバイルにも大きく踏み込んでいます。PhotoshopなどもiPhoneで無料で使えますよね！

またExperience cloudも今後さらに進化していくようです。この領域には巨大企業が多くひしめいていますが、営業支援や顧客管理ではなく、顧客体験管理としている部分でも独自性を発揮しそうな予感は大きいです。

既存のセールスフォースやAWSとも連携できるので今後市場規模が大きくなるにつれて、Adobeはまだまだ飛躍する可能性があると考えます。

少なくとも今後の動向や2020/11決算（１２月１５日くらい）の発表での成長が伸びるかは見ものですね！