株式投資の勉強

【株式投資の勉強④】企業分析に使えるVRIO分析とは?経営資源の評価に有効です。

こんちには!あぎひいです!

今回は勉強シリーズ第4回で、株式投資というよりは、企業分析ですが、「VRIO分析」についてまとめてみました。

このシリーズは株式投資のチャートなどのテクニカル分析などは致しません。(きっぱり)笑 気が向いたらするかもしれません。

VRIO分析は企業分析をする際にも役立ちますし、その延長線上にある投資にも、もちろん使えますので、お役に立てればと思います!

ぱる
ぱる
久々だにゃ。勉強!勉強!

VRIO分析とはサクッと概要

VRIO分析とは、アメリカのジェイ・B・バーニーのVRIO理論をもとにフレームワーク化された経営学の分析手法です。

バーニー氏といえばリソースベースドビュー(競争優位の理論)で有名な経営学教授ですよね。

VRIO分析は、Value経済的価値、Rarity希少性、Imitability模倣可能性、Organization組織、の4つの評価軸で分析することで、企業の内部の経営資源の強み(競争優位)を見つけるかつ、その質も見極めて、企業の戦略策定に活かす事ができます。

VRIO分析は投資の何に使えるのか?

先にも書いたように、VRIO分析は、企業の経営資源の競争優位性を評価する為に使います。

競争優位性が大きく、さらに最大限に活かせていれば、その企業は大きく成長する可能性が高いといえます。

ですので、その企業は今後株価が上がる、配当も成長する可能性があるといえますよね?

ですが、VRIO分析はその時点での相対的な分析(大体の分析はそうかもですが)競合企業や競合してくる業界に対あっての評価ですので、その時、その時の競争ルールの変更などは想定出来ません。

例えば、極端ですが、テレポーテーションの技術が確立されたとすると、飛行機業界は極端に言えば縮小を余儀なくされると思います。(無くなりはしないと思いますが)

大分極端ですけども。

また、VRIO分析は内部の人間が、経営資源を分析して戦略を策定を手助けするフレームワークですので、

投資の目的で分析をする企業の外部の人間が競争優位性を分析するには限界がありますので、留意です。

それでも競争優位性は重要だと思いますので是非頭の片隅に停めておいてください。

具体的なやり方

具体的にはbizhintさんを参考にしていますので、詳細は確認してみてください。

VALU(価値)の評価

社会的な価値、それにかかっている費用ではなく、社会や顧客にどの程度の価値を与えられているかが評価軸です。

RARITY(希少性)の評価

市場や顧客にとってユニークかつ、あまり見かけず、珍しいものやサービスであるかどうか。

もっといえば、自社のみが提供できる体験か?が重要です。

IMITABILITY(模倣可能性)の評価

商品やサービスの表面のみの模倣ではなく、ビジネスモデルや、意図、体験を他社が模倣される可能性が高いか低いかの評価をする。「歴史」「特許」などがあります。

場合によってはここで、自社が提供する商品やサービスの代わりになってしまうものが、あるかも検証する。

さらに、模倣品が自社に追いつくまでの期間も予想する。

ORGANIZATION(組織)の評価

最後に、組織です。いくら競争優位の源泉があっても、組織がそれをきちんと使うことが出来ない限りは、宝の持ち腐れになってしまい、一時的なものになってしまいます。

継続して競争優位性を磨くことでコア・コンピタンスとして昇華していくことになります。

経営資源をどう切り分ける?

競争優位性になりうるものを見つけたいのはやまやまですが、どうやって見つける?といった疑問があると思います。

一概には言えませんが、大方の場合は

「バリューチェーン分析」で考えてみたほうがいいかと思います。バリューチェーンが気になる方は詳細を調べていただけたらと思いますが、

「主活動」

購買物流→製造→販売物流→マーケティング・販売→サービス

「支援活動」

全般管理・調達・人事労務・技術開発

の切り口がありますので、参考までに。

 

VRIO分析一覧表

本来のVRIO分析は先程切り分けてきた各分野、切り口を一覧表やフローチャートに照らし合わせて評価し、対策などをねっていきますが、投資の際には評価のみでもいいかもしれません。

評価 状態
価値 希少性 模倣可能性 組織
NO       競争劣勢
YES NO     競争均衡
YES YES NO   一時的優位
YES YES YES NO 持続的優位
YES YES YES YES 最大・持続活用

まとめ

今回はVRIO分析について書いてみました。

投資の際にも使えますが、内部の人間ではないので外部に見えている部分での評価になってしまうところが玉に瑕ですが、

相対的に光るものがあれば分析した企業の成長があるかもしれませんので、株式投資にも有効ではと考えられますよね!

 

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